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8月19日に第2回が開催された「白老アースダイブ」。中には、前回から続けて参加してくださった方も。

まずは、集合場所の飛生アートコミュニティーで座学からスタートです。

1800年のシラヲイ場所の記録から、本日の散策地であるシキウ(敷生川河口、北吉原付近)の出産物を確認していきます。

漁獲物は鮭のほか、ナマコは室蘭のエトモ場所からアイヌの出稼漁場があったこと、逆にシキウから室蘭へ出漁していたことなども、記録に残っています。

また、シキウにだけ記録が残っているものとして、女性がアットゥシを織って自家消費用にしていたことがわかっているそうです。

交易品の中には、椎茸、チョウザメ、竹材なども。

ということで、今回午前中は「社会科見学」として、まずは白老でチョウザメを飼育されている方のところへ。

キャビアは主に東京へ出荷されているとのこと。

お次に向かったのは、椎茸の原木栽培をしている星椎茸園。

星さんから原木栽培についてお話を伺いました。現在、日本の椎茸栽培のうち95%が菌床栽培で、原木栽培はたった5%にまで減ってしまったそうです。(白老では星椎茸園さんと桔梗原農園さんが原木栽培をしています。)

星さんのお気に入りの食べ方なども聞いてしまうと、自分で試さずにはいられない!帰りは講師・スタッフ・参加者の皆さんが直売所で次々と椎茸を購入。めでたく完売となったのでした。

午前の最後は、竹浦物産 竹材店。

店の前には、山で刈ってきた根曲がり竹がドドンと積まれています。

ここで、講師の谷本さんが、復元された仕止め矢を見せてくださいました。矢じりには根曲がり竹が使われています。

アテンドサポートのマユンキキさん曰く、「ムックリも昔は今より小さく、根曲がり竹で作られていた」とのことで、参加者から「根曲がり竹でムックリ作りWSなんてのはどうか?」というアイデアも。

お昼休憩では、白老にちなんだアイヌの歌をみんなで輪唱。

お盆遊びの踊り(ヘクリサラリ)から派生した歌、とのこと。ヘクリサラリ〜、ハハホ〜、ハホ〜。

午後は敷生川の河口を訪れ、

お次は、内陸部にあるという珍しい「シレトコ」(shir-etok 地面の・出っぱった先端→岬)を見学。

最後は「ヘクリサラリ〜」と輪唱して、締め。

白老アースダイブはこれにて終了。8月9月と2回開催しましたが、参加された方からはとても好評で、「ぜひ来年も!」という声をたくさんいただきました。

講師の谷本さん、アテンドサポートのマユンキキさん、白老、登別、札幌、室蘭、旭川などから参加してくださった皆様、どうもありがとうございました!

来年も、また会えるといいですね〜。

7月29日に「アチャポ トゥラノ パヨカアン ロ」の第1回が開催されました。

7月15日の「白老アースダイブ」に引き続き、やっぱりこの日も白老は雨。カッパと長靴は「歩く白老」の必須アイテムです。

「アイヌ語も覚えていってほしい」と、アイヌ語が書かれた札を講師の作田さんが用意してくださったので、1人1本ずつ持って森の中へ。

この札をどう使うかというと...

左から「タン チクニ レへ アイヌイタク* アニ マク* アニ*イェ(この木はアイヌ語で何て呼ぶ)?」

※印のところは小文字です。

ポロトの森に自生する植物のアイヌ語名を配布資料から探し、単語の意味を教えてもらうと、植物の特性が名前に表されていることに気づきます。

さらに、「これはこうやって食べると美味しいんだよ」「この植物はこの部分を食べるよ」という豆知識は、集まった人たちも興味津々。(食を大切にしている人たちが多く集まった印象を受けました。)

アテンドサポートの坂本さんも、随所で植物のことを詳しく解説してくださいます。

ちなみに、フキで作った柄杓で水を飲むと、とても美味しいそうです。

お待ちかねのお昼休憩では、オハウキナ(和名:ニリンソウ)を使ったお味噌汁と、

アテンドサポートのマユンキキさんが作ってきてくれた、トウモロコシとカボチャの煮物にシケレ*ぺニ(キハダ)の実をあえたおかずをいただきました。

※印のところは小文字です。

午後の散策では小川も渡り、ちょっとした冒険気分を味わったり。

あっという間の3時間で、大好評のもと終了。

2回目の8月26日は、若干名ですがまだ募集しておりますので、興味を持たれた方はお早めにお申込みくださいませ。(申込締切は8/21)

※申込方法など、詳細はこちらをご覧ください。

7月22日に開催されたパブリック・ミーティング。

前日に北海道新聞の「地域の話題」にも取り上げていただき、約60名のお客様にご来場いただきました。

最初にご登壇いただいたのは、加藤種男さん。


前日21日に視察していたポンアヨロ川の河口やアフンルパルなどに触れ、白老に息づくアイヌ文化やアートプロジェクトの必須条件など、いろいろなお話をしていただきました。

「市民の意図を超えて、”こおいうのが欲しかった”と言わしめる」プロジェクト。目標ですね。

次は蔭山ヅルさん。


ご自身がバックパックでアフリカまで旅した時のエピソードに触れながら、「共生の方法」について、「個々人のつながりが大事。自分の隣にいる人と、どう向き合うかということを考える」と話してくださいました。

次は大澤寅雄さん。


ご自身が暮らす糸島にあるAIR(アーティスト・イン・レジデンス=アーティストを一定期間滞在させ、作品制作や調査などをしてもらう取り組み)のことを紹介し、生態系(地域)とビオトープ(AIR拠点)という観点でお話してくださいました。

「生物多様性が確保されているほど変化に耐えられる」という言葉に照らし合わせ、文化多様性の大切さを考える時間となりました。

1部の最後は、ウイマム文化芸術プロジェクトの事務局長も務める柴田尚から、AIRについての紹介を。


8〜9月にかけて、白老でもAIRプログラムが実施されます。9月に展覧会を開催予定なので、成果をぜひご覧いただければと思います。

休憩を挟んで、2部の冒頭はウイマム文化芸術プロジェクトのディレクター木野がプロジェクトを紹介。


その後の意見交換では、ゲストの方々に加えて来場者の方々からも、ご自身がどんな活動を白老でされているか、今後どんなことを期待するかなど話していただきました。

次年度に向けた仲間づくり、どこに重点を置いてプログラムを構成するかなど、多くのことを考える良い時間になりました。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。

第2回は、9月16日(飛生芸術祭2018最終日)の14:00〜17:00に飛生アートコミュニティー 体育館で開催です。

※詳細はこちらをご覧ください。


7月15日に「白老アースダイブ」の第1回目が開催されました。当日はあいにくの小雨&うっすら霧の漂う天候でしたが、地元の人曰く「白老らしい」天気とのこと。

最初は講師の谷本さんによる座学からスタートです。


フィールド散策地のアヨロ・虎杖浜周辺の地名と交易について、知里真志保さんと山田秀三さんの研究を紹介しながら解説。この日はアイヌ民族文化財団の方々をはじめとする研究者の方も多く参加されており、谷本さんによる一方通行の座学というより、参加者とやり取りをしながら、歴史の時間軸の中へダイブを試みていきます。

一通り本日訪れる場所の予習を終えたあと、まずはアヨロ川の河口付近を目指す一行。


地図を見ながら、ひとしきり議論。


近世後期、ここでたくさんの鰯や鮭、昆布、しいたけなどが交易されたそうです。


お昼休憩の後は、「アヨロ村で気違い病が流行ったので、それを伝えて戒める歌」をマユンキキさんと一緒に輪唱。


午後からは、「巨大な神様がクジラをヨモギの串にさして焼いているうちに、その串が折れたのでびっくりして尻餅をついた跡のくぼみ」と言われている場所を目指します。


そして、昔は良好の湾であったと言われるポンアヨロ川の河口での解説。


最後に「あの世の入口」という意味のアフンルパルへ行き、この日の白老アースダイブは終了。

谷本さんの解説だけじゃなく、地元の人からのプラスαな豆知識も続出、終了後も質疑応答がしばらく続くという大盛り上がりの第1回となりました。

参加してくださった皆様、講師の谷本さん、アテンドサポートのマユンキキさん、ありがとうございました!

2020を迎えるシラオイ。

世界からの注目を浴びるSHIRAOI。

多文化共生の実現を掲げる白老。

この町の地域資源、生活や営み、土地の文化を活かして、私たちにはどんな取り組みやまちづくりができるでしょうか?「ウイマム文化芸術プロジェクト」は、そのような問いから生まれました。

価値観や志、生活環境、生まれ育った場所や仕事の考え方は一人ひとり異なります。隣町だって、近いようで違います。この違いを認め合い、違いが面白みになるような社会に、私たちは希望や期待を感じます。

今回の「パブリックミーティング」では、各地域で文化プロジェクトを実践し、時に「多文化共生」と向き合ってきた方々をお招きしました。町に暮らす皆さんと、各地域の事例やヒント、アイデアを共有し、未来のシラオイを一緒に考える場になればと思っています。


★第1回★ 
日時:2018年7月22日(日)14:00〜17:00(30分前開場)

参加費:無料

会場:しらおい創造空間「蔵」多目的ホール(北海道白老郡白老町本町1丁目7-5)

※会場前とJA農協、近隣のコミュニティセンターにも駐車可能です。


【第1部:事例報告】

●”アート×まちづくり”のいろいろな形
パネリスト:加藤種男さん (総務省地域力創造アドバイザー)

地域社会を元気にするために、文化に着目する活動が全国で多数取り組まれています。こうした地域のまちづくりアート活動がどれほど大きな成果を上げているか、全国各地の事例を紹介しながら、白老のこれからを考えます。

<プロフィール>

1948年兵庫県生まれ。1990年アサヒビール企業文化部創設に際し、同社に入社以来、アサヒ・アートフェスティバル、アサヒビール大山崎山荘美術館、すみだ川アートプロジェクト、アサヒ・アートスクエアなどのプロジェクトと文化施設を立ち上げる。また、プログラム・オフィサーとして、気鋭の芸術家を中心に多数の芸術文化活動や芸術家の発掘支援に携わる。草の根市民社会のネットワークを提唱して、アートNPOフォーラムを立ち上げ、アートNPOリンク理事などを務める。横浜市芸術文化振興財団専務理事などを歴任し、創造界隈形成など、創造都市横浜を推進。あわせて、沖縄県文化振興財団アドバイザー、さいたまトリエンナーレ2016総合アドバイザーなどを歴任し、全国各地の創造都市、地域創造を応援。「創造列島」を提唱し、「Creative Archipelago大阪」などが始動。企業メセナ協議会専務理事、文化審議会政策部会委員などを歴任し、文化政策を提言。主な現職としておおさか創造千島財団理事、アーツカウンシル東京カウンシルボード議長、日展副理事長、八戸市「はっち」アドバイザリーボード委員長、総務省地域力創造アドバイザーなどを務める。2008年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。


●海外につながる子どもたちとのプロジェクト
パネリスト:蔭山ヅルさん(アーティスト/Art Lab Ova)

Art Lab Ovaは、多文化な下町にある独立系映画館の隣に拠点を移したことをきっかけにアートスペースを路面店的にオープン。そしてその後、近隣のこどもたちに場を無料で開放するようになったプロセスと現状をお話しします。

<プロフィール>

神奈川県横浜市出身。美術大学を卒業後、欧州、アフリカ、東南アジアを放浪。1992年ころより自身の制作発表とアートプロジェクトを開始。96年音楽家でアーティストのスズキクリと共に、アーティスト・ランの非営利団体Art Lab Ova(アートラボ・オーバ)を立ち上げ、それ以来Art Lab Ovaとして活動している。Art Lab Ovaは、横浜の多文化な下町にある独立系映画館シネマ・ジャック&ベティ1階にアートスペース「横浜パラダイス会館」をかまえ、日常の中でアートプロジェクトを展開。毎年夏に横浜下町パラダイスまつりとよこはま若葉町多文化映画祭を開催している。

▼Art Lab Ova

https://www.facebook.com/artlabova/

▼よこはま若葉町多文化こども企画

https://www.facebook.com/kidsinparadisehall/


文化と社会の「生態系」とは?
パネリスト:大澤寅雄さん (文化生態観察 / アートNPOリンク理事)

★7/22、9/16両日参加

文化と社会の関わり方を「生態系」と捉えて観察しています。福岡県糸島市の「糸島芸農」という芸術祭に関わりながら、マレビト(稀人)としてのアーティストとマレビト(客人)が出会う場や装置についてお話します。

<プロフィール>

1970年生まれ。(株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員、NPO法人アートNPOリンク理事、NPO法人STスポット横浜監事、九州大学ソーシャルアートラボ・アドバイザー。慶應義塾大学卒業後、劇場コンサルタントとして公共ホール・劇場の管理運営計画や開館準備業務に携わる。2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長、東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生」運営委員を経て現職。共著=『これからのアートマネジメント"ソーシャル・シェア"への道』『文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと』『文化政策の現在3 文化政策の展望』。


●白老アーティスト・イン・レジデンスの可能性
パネリスト:柴田尚(NPO法人S-AIR代表 / AIRネットワークジャパン代表)

1999年設立のS-AIR(札幌)では、国内外のアーティストを招へいし滞在制作してもらう「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」プログラムを運営しています。2015年には全国のAIR団体をつなぐ「AIR ネットワークジャパン」を立ち上げました。日本のAIRはこの20年間でどのように変化したのか。白老でのAIRの可能性を探ります。

<プロフィール>

NPO法人S-AIR(エスエア)代表。現在までの19年間に36カ国96名以上の滞在制作に関わる。NPO法人S-AIRは、2008年、国際交流基金地球市民賞を受賞。2013年度より、北海道教育大学岩見沢校教授となる。大学では、2016年より、空知を舞台としたヌーヴォーシルクの滞在制作「空知遊覧」の総合ディレクターを務めている。共著に「指定管理者制度で何が変わるのか」(水曜社)「廃校を活用した芸術文化施設による地域文化振興の基本調査」(共同文化社)がある。2016年、北海道文化奨励賞受賞。


【第2部(7/22・9/16共通):意見交換】

ウイマム文化芸術プロジェクトって?
パネリスト:木野哲也 (ウイマム文化芸術プロジェクト ディレクター / TOBIU CAMP ディレクター)

進行:大澤寅雄さん

最初に、今年から白老町内で実施される「ウイマム文化芸術プロジェクト」の内容についてご紹介。そのあとは、大澤さんが進行役となり、ゲストや会場の皆さんと意見交換。どなたでも幅広い世代の方々に参加してもらえる場をつくりたいと思います。「こんな工夫をするともっと面白くなるのでは?」「自分もこんな風に関わることができるかも」「自分の地域はこんな面白い人がいる」「おじいさんにこんな伝説を聞かされたことがある」などなど、第1部の話も参考に、地域の資源、町の課題などもふまえながらアイデアを出し合いましょう。


★第2回★
日時:2018年9月16日(日)※飛生芸術祭2018最終日 14:00〜17:00(30分前開場)

参加費:無料

会場:飛生アートコミュニティー(旧飛生小学校)体育館(北海道白老郡白老町字竹浦520)

※会場内のグラウンドに駐車ください。


【第1部:事例報告】

●旅することで土地と人とともに祭りを生み出す。
パネリスト:杉原信幸さん (美術家 / 信濃の国 原始感覚美術祭ディレクター)

白老の湖、ポロトコタンの忘れがたい聖地の気配、その地がウイマムとなる必然。縄文時代の交易は、旅と贈与に開かれていました。ヒスイの美しい魂の造形、旅する「マレビト」は、どのように土地の精霊を宿らせ、また土地へと運んで行くのか。その往還について話せればと思います。

<プロフィール>

1980年長野県生まれ。2007年東京藝術大学油画専攻修了。詩人の吉増剛造ゼミ参加。2008年個展『丸石座』詩人の吉増剛造と共演。2010‐12年「会津・漆の芸術祭」参加(福島)。2011-12年「ストーンサークルフェスティバル」(青森)縄文友の会(田口ランディ、山田スイッチ)と現代のストーンサークル制作。2016年「ストーンプロジェクト」(スウェーデン)、「瀬戸内国際芸術祭」SOKO LABO(香川)、2016-17年「笠岡諸島アートブリッジ」(岡山)、2017年「北アルプス国際芸術祭」(長野)、「貝殻の舟―シラヤ、神話を紡ぐ」/「AIR in Tainan」(台湾)、「六甲ミーツ・アート2017」(兵庫)、「旅する原始感覚―ストーンサークルフィールドワーク」(イギリス、アイルランド、スウェーデン)「竹子湖AIR」(台湾)、2018年「ONE DREAM projectレジデンス」(広島)、「Green Residency」(Maumau labo/ブラジル)参加。 2010年より「信濃の国 原始感覚美術祭」を主催。2018年より、信濃大町「まれびとの地」アーティスト・イン・レジデンスと「まつしろ現代美術フェスティバル」のディレクターを務める。


●人に会い、声を聞き、語り合い、そこから、社会を考え、芸術をつくりだす。
パネリスト:羊屋白玉さん (「指輪ホテル」芸術監督、劇作家、演出家、俳優)

国内外の現代美術の芸術祭に招聘され、その土地の象徴的な場所、例えば海や列車や庭園などで演劇作品を発表してきました。最新作の地はニューヨーク。ベトナム戦争の混乱の中、ボートピープルでアメリカへ渡った女性たちのインタビューから戯曲をつくり、彼女達の声でリーディング公演をしました。

<プロフィール>

主な演劇作品は、2001 年同時多発テロの最中ニューヨークと東京をブロードバンドでつなぎ、同時上演した「Long Distance Love」。2006 年、北米ヨーロッパをツアーした「Candies」。2011 年、アメリカ人劇作家との国際協働製作「DOE」。2013 年、瀬戸内国際芸術祭では海で、2014 年の中房総国際芸術祭では鐵道で、2015 年、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレでは雪崩よけのスノーシェッドで公演した。札幌国際芸術祭2017 では、札幌の市電で新作発表。演劇作品以外の活動は、2013 年よりアジアの女性舞台芸術家たちとのコレクティブを目指す亜女会(アジア女性舞台芸術会議)を設立。2014 年よりアーツカウンシル東京にて、東京を舞台に「東京スープとブランケット紀行」始動。2006 年、ニューズウイーク日本誌において「世界が認めた日本人女性100 人」の一人に選ばれた。


●地域の人と創造の現場を共にする
パネリスト:国松希根太さん (彫刻家 / 飛生アートコミュニティー代表)

飛生アートコミュニティーに所属する彫刻家です。2002年に飛生に移り住み、そこで生活しながら制作を続ける中で、アトリエという創造の現場を芸術祭の会場とした理由や、周囲の人との関わりなどをお話する予定です。

<プロフィール>

1977年、札幌市生まれ。多摩美術大学美術学部彫刻科を卒業後、2002年より飛生アートコミュニティー(北海道、白老町)を拠点に制作活動を行なう。近年は、地平線や水平線、山脈といった風景の中に存在する輪郭(境界)を題材に彫刻や絵画、インスタレーションなどの作品を制作している。また、アヨロラボラトリーの活動としてアヨロと呼ばれる地域を中心に土地のフィールドワークを続ける。飛生アートコミュニティー代表。


●文化と社会の「生態系」とは?
パネリスト:大澤寅雄さん (文化生態観察 / アートNPOリンク理事)

★7/22、9/16両日参加

文化と社会の関わり方を「生態系」と捉えて観察しています。福岡県糸島市の「糸島芸農」という芸術祭に関わりながら、マレビト(稀人)としてのアーティストとマレビト(客人)が出会う場や装置についてお話します。

<プロフィール>

1970年生まれ。(株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員、NPO法人アートNPOリンク理事、NPO法人STスポット横浜監事、九州大学ソーシャルアートラボ・アドバイザー。慶應義塾大学卒業後、劇場コンサルタントとして公共ホール・劇場の管理運営計画や開館準備業務に携わる。2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長、東京大学文化資源学公開講座「市民社会再生」運営委員を経て現職。共著=『これからのアートマネジメント"ソーシャル・シェア"への道』『文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと』『文化政策の現在3 文化政策の展望』。


【第2部(7/22・9/16共通):意見交換】

ウイマム文化芸術プロジェクトって?
パネリスト:木野哲也 (ウイマム文化芸術プロジェクト ディレクター / TOBIU CAMP ディレクター)

進行:大澤寅雄さん

最初に、今年から白老町内で実施される「ウイマム文化芸術プロジェクト」の内容についてご紹介。そのあとは、大澤さんが進行役となり、ゲストや会場の皆さんと意見交換。どなたでも幅広い世代の方々に参加してもらえる場をつくりたいと思います。「こんな工夫をするともっと面白くなるのでは?」「自分もこんな風に関わることができるかも」「自分の地域はこんな面白い人がいる」「おじいさんにこんな伝説を聞かされたことがある」などなど、第1部の話も参考に、地域の資源、町の課題などもふまえながらアイデアを出し合いましょう。


★「ウイマム -uymam-」とは?

アイヌ語で「交易(※)」を表す。特に初期ウイマム(1600年代初期)は人と人、集落と集落、アイヌと他国・地域等、相互の目的や利益を叶えるための対等な交換儀礼であり、文字を持たぬアイヌにとってモノだけでなく精神文化の面でも重要な交流であったとされる。

※参考辞典:『アイヌ語沙流方言辞典』田村すず子、草風館 / 『アイヌ語千歳方言辞典』中川裕、草風館 / 『萱野茂のアイヌ語辞典 増強版』萱野茂、三省堂

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文化庁委託事業「平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業」

主催:文化庁 / ウイマム文化芸術実行委員会

企画制作:ウイマム文化芸術実行委員会

後援: 北海道教育庁胆振教育局 / 白老町 / 白老町教育委員会 /  一般社団法人白老観光協会 / NPO法人北海道遺産協議会 / 白老町商工会 / 協同組合白老商業振興会 / 虎杖浜竹浦観光連合会 / 一般社団法人白老青年会議所 / 室蘭民報社 / 苫小牧民報社 / 北海道新聞苫小牧支社 / 読売新聞社苫小牧支局

協力:飛生アートコミュニティー / NPO法人S-AIR / M gene Design / ウタウカンパニー株式会社

お問い合わせ:info.uymam@gmail.com


白老を歩いて、土地から学ぶフィールドミュージアム「歩く白老」。歴史や地勢、動植物の生態系など風土を読み解くことで、かつてのシラオイを想像し、この地に息づく文化を学ぶ、2つの体感型プログラムを開催します。

散策プログラム①【地域学】「白老アースダイブ:アイヌ語地名から探る土地の記憶」

現在、白老町内の地名の多くはアイヌ語に基づいています。さらに古い記録を紐解くと、より濃やかなアイヌ語地名が豊かに用いられていたことがわかります。そんな古い地図を手に、実際に土地を歩き地形や植生等を実感することで、アイヌ語地名が息づいていた時代へのバーチャルなダイビングを試みます。いわば、地名を用いてきた人々の息吹きやその暮らしの一端に触れることを目指すフィールド・ワークです。

▷開催日程:

 第1回 7月15日(日) 10時30分 虎杖浜生活館駐車場(白老町虎杖浜65-1)集合 ※小雨天決行 ※申込締切 7月10日(火) ★定員に達したため、申込を締め切りました。

 第2回 8月19日(日) 10時30分 飛生アートコミュニティー(白老町字竹浦520)集合 ※小雨天決行 ※申込締切 8月14日(火) ★定員に達したため、申込を締め切りました。

▷フィールド散策地:第1回 アヨロ・虎杖浜周辺 第2回:飛生・竹浦周辺

▷講師プロフィール:

谷本 晃久

北海道大学文学研究科教授。1970年、札幌生まれ。専攻は日本近世史。著書に『蝦夷島と北方世界』(共著)など。フィールドを北海道・サハリン・千島列島地域に定め、和文の古文書を素材に仕事を進めています。マユンキキさんとは、札幌・円山公園の江戸時代を歩く巡見ツアーに引き続いてのコラボ、今から楽しみです。

▷参加料:各回1,000円 ※当日現地にてお支払いいただきます

▷定員:15名程度

▷所要時間:3時間程度

▷参加対象:高校生以上(未成年は保護者同伴)

▷持ち物: 昼食、飲料、敷物、長靴、雨具(カッパ)、タオル類、防虫対策

※傘はご遠慮ください。※その他各自必要に応じて持込みください。

▷アテンドサポート:マユンキキ(アイヌ文化アドバイザー/MAREWREWメンバー)


散策プログラム②【植生学】「アチャポ トゥラノ パヨカアン ロ(アチャポといっしょに野山を散策しよう)」

アイヌ文化において、草木は食物であると同時に家や道具の材料、毒や薬にもなり得るため、植物の知識は生きるために欠かせませんでした。このフィールド・ワークでは、自生する植物のこと、虫たちのアイヌ語名などを楽しく学びながら、野山を歩きます。お昼にはオハウキナ、ソロマなどを具材にしたオハウ(汁物)をいただきます。

▷開催日程:

 第1回 7月29日(日) 10時30分 ポロトの森キャンプ場(ビジターセンター前)集合 ※小雨天決行 ※申込締切7月24日(火) ★申し込みは締め切りました。

 第2回 8月26日(日) 10時30分 萩の里自然公園(センターハウス入口駐車場前)集合 ※小雨天決行 ※申込締切8月21日(火)  

▷フィールド散策地:第1回 ポロトの森・湖周辺 第2回 萩の里公園周辺

▷講師プロフィール:

作田 悟

苫小牧市在住。アイヌ文化アドバイザー。アイヌ語や木彫講座の講師、アイヌ文化の植生ガイド、カムイノミ等儀式の副祭司も務める。苫小牧アイヌ文化保存会の設立に尽力し、アイヌ文化の伝承や保存に多大な貢献をしている。当日はアチャポ(おじさん)と呼んでください。

▷参加料:各回1,000円 ※当日現地にてお支払いいただきます

▷定員:15名程度

▷所要時間:3時間程度

▷参加対象:小学生以上(小・中学生は保護者同伴) 

▷持ち物: おにぎり、飲料、敷物、長靴、雨具(カッパ)、タオル類、防虫対策

※傘はご遠慮ください。※その他各自必要に応じて持込みください。 

▷アテンドサポート: マユンキキ(アイヌ文化アドバイザー/MAREWREWメンバー)


【参加申込】

参加ご希望の方は、メールにて、お名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日をご記載の上、以下までお申込みください。

メール:info.uymam@gmail.com 電話:090-2816-4505(平日9時〜19時 担当:栗栖)

※定員になり次第、締め切りとさせていただきます。

※参加希望者が複数の場合でもお1人様ずつご記入ください。参加費は当日現地でのお支払いとなります。

※当日連絡がつく電話番号、メールアドレスを記載してください。万が一、当日荒天により中止する場合は、集合時間前にメールまたは電話にてお知らせします。

※当プログラムにおける怪我や事故、盗難等につきましては主催者側では一切の責任を負いません。予めご了承ください。

※昼食の持ち込みについては食中毒等に十分にご注意ください。

※天候により高温や冷え込みも予想されます。熱中症、防寒対策等のご準備をお勧めします。

※当日の記録を撮影し、当プロジェクト広報物や報告書等へ掲載いたします、予め了承ください。



文化庁委託事業「平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業」

主催:文化庁、ウイマム文化芸術実行委員会

企画・制作:ウイマム文化芸術実行委員会

後援: 北海道教育庁胆振教育局、白老町、白老町教育委員会、一般社団法人白老観光協会、NPO法人北海道遺産協議会、白老町商工会、協同組合白老商業振興会、虎杖浜竹浦観光連合会、一般社団法人白老青年会議所、室蘭民報社、苫小牧民報社、北海道新聞苫小牧支社、読売新聞社苫小牧支局

協力: 飛生アートコミュニティー、NPO法人S-AIR、ポロトの森キャンプ場、萩の里自然公園管理運営協議会、アヨロラボラトリー、yorma、木木木人