いよいよ今週末開催!「白老、北海道の木彫り熊を巡る考察展」

「白老、北海道の木彫り熊を巡る考察展」が今週末、2020年8月22日より開催されます。

そのための準備も現在、着々と進んでいます。

今回は貴重な熊関連資料を各地から集めた「木彫り熊クロニクル」、1ヶ月間開催です。

展覧会初日8/22(土)は、八雲町木彫り熊資料館より大谷学芸員をお招きし「北海道土産としての木彫り熊の始まりと展開」と題し13:30より講演会(90分)。展示館はコロナ対策万全で皆様をお迎えいたします。

是非皆様のご来場、お待ちしております!!


かつて北海道土産の代名詞と言われ、昭和期の白老町では地元の観光土産としての生産が、道内各地へ卸されるほどの一大産業へ発展していきました。

連日、多くの観光客が木彫り熊を買い求めたこと、生産作業場まで客が押し寄せたこと、それでも生産が追いつかなかったこと。

彫り師、毛付けアルバイト、土産店、問屋、配送屋、木材資材屋といった多くの人々の生活が木彫り熊によって支えられていたその時代。往時の町の活気や空気感、人々の生活を知り尋ねるべく、2019年度に私たちは多くの町民への聞き取り調査を実施。その成果をまとめ木彫り作品とともに展覧会で紹介しました。

今年度からはこれらの成果を深めるとともに、続縄文文化期、オホーツク文化期の熊をかたどった意匠や白老をはじめ八雲、旭川の木彫り熊などを展示し、そのルーツや歴史、系譜を様々な資料で体感し、木彫り熊を総体的に知り学べる展覧会を目指します。

――《開催概要》ーー

- 白老、北海道の木彫り熊を巡る考察展 -

会期:2020年8月22日(土)~9月22日(火祝)

■メイン会場:仙台藩白老元陣屋資料館

(白老町陣屋町681-4)

時 間 | 9時30 - 16時30分

入館料 | 一般300円/小中生150円/白老町民無料

休館日 | 8/24 (月)、31(月)、9月14日(月)

■ サテライト会場:haku hoste+cafe bar

(白老町大町3-1-7)

時 間 | 8時30分 - 22時

入館料 | 無料

定休日 | 月火曜 (但し祝日は営業)

・主催|文化庁 / ウイマム文化芸術実行委員会

・共催|白老町教育委員会

・展示監修|中村一典

・協力監修|山里 稔 (Minoru Yamasato)

・フライヤーデザイン| Wabi Sabi

公式WEB

https://uymam.localinfo.jp/posts/9125543?categoryIds=1239188 

ウイマム文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクトは文化芸術を通じた交易・交流の様々な場を人、地域、社会へ創出し、時に地域社会の課題解決への貢献に一躍を担う活動を目指している。上述のウイマㇺの意味解説の中では、初期の対等性と共生の形態を尊重し、多様なアートプロジェクトの展開や地域内外との交易・交流を通じ、期待を込めて現代の「ウイマㇺ」の実践を試みる。