【レポート】アースダイブ 白老/幌別 “アイヌ語地名から探る土地の記憶”②

10月14日に開催されたアースダイブ 白老

幌別編に続き今回の散策エリアは

▷アヨロ・虎杖浜エリア

前日の台風による影響で開催できるかどうかを心配されましたが、
この日も終日天気が崩れることなく無事に開催されました!


谷本先生とマユンキキさんによる座学は明るくほのぼのとした雰囲気で始まりました。

アヨロ編、座学時の様子です。今回の座学の内容はざっくりとこんな感じでした。


・白老に古くから伝わる伝説「カムイエカシ」

・交易にかかわる話。

・アヨロで多く流行した疱瘡による悲劇

・ポンアヨロ川にあった2つの港

・アフンルパル(あの世の出入り口)

・オソルコチ(神様の尻餅の跡)

・農業の先駆者だったアイヌ

...etc

などなどこのほかにも内容盛りだくさんな講座でした。

中には本当にショッキングなお話などもあるけれど、学ぶことが多い大変充実した内容でした。





そしていよいよ散策スタートです。

今回は虎杖浜生活館からスタートし、地図を片手に目的地を目指して歩いていきます。

途中、この季節ならでわの光景に遭遇。

”サケの遡上”を拝見することができました。

「虎杖浜神社」に到着です。

谷本先生の解説。近世後期の白老について深く関わっていたアイヌと和人の仲介人や請負商人、産物の話など。
座学でもお話ししていたオソルコチ(神様の尻餅の跡)についても触れていました。

なんでも、神様がクジラを丸焼きにするために使ってた串(尖った岩)がいきなり折れて

突然の出来事に神様がワァ!ってなって尻もちをついた跡なのだとか。。。。どないやねん∑(゚Д゚)

そして次の目的地、アヨロ灯台を目指して歩き始めます。

いざーー!

道なき道をひたすら進みます。

上って下って、昇って昇って。目的地は気が遠くなるほどまだまだ先です。


ようやくアヨロ灯台に到着~

以前、この灯台を展望台にする計画があったらしく、”ハード面の周辺整備を試みたが、なかなかうまく進まなかった”と参加していた菊池君が語ってくれました。

ひたすら歩いたので年配の方々を気遣い助け合う場面も印象的です。

そしてまた道なき道を進んでいきます。

素晴らしき景色。

これぞまさにアースダイブ。

そして最終目的地「アフンルパロ(あの世の出入り口)」を目指します。




アイヌ語地名が記された地図を見ながら実際に歩き、地域に触れ楽しく土地の歴史を学べたことや初めて立ち入る景色も楽しめてとても楽しかったと参加者さんからの声を頂きました♪


最後、参加頂いた皆様と一緒に記念撮影♪

アースダイブ アヨロ・虎杖浜編へご参加いただいた皆様、是非また来年もアースダイブへご参加頂けたらうれしいです。ありがとうございました!

ウイマㇺ文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクトは文化芸術を通じた交易・交流の様々な場を人、地域、社会へ創出し、時に地域社会の課題解決への貢献に一躍を担う活動を目指している。上述のウイマㇺの意味解説の中では、初期の対等性と共生の形態を尊重し、多様なアートプロジェクトの展開や地域内外との交易・交流を通じ、期待を込めて現代の「ウイマㇺ」の実践を試みる。