【レポート】白老の木彫り熊とその考察展

9月7日〜23日の期間、【白老の木彫りの熊とその考察展】が仙台藩白老元陣屋資料館にて開催されました。

飛生芸術祭も同時開催中だったこともあり、白老では町の各地でイベントが行われ、町中が大変賑わっていました。


日頃取材を重ね、色濃く形にしたものを展示会として沢山の方々に見ていただく大変貴重な期間となりました。このイベントを訪れたお客さまはなんと、総勢1200人を超えるほど‼︎

陣屋資料館にとっても過去最高の記録を残す事となりました!
(町の各地での熊の出没も過去最高)

2019年はどこもかしこも熊な年でしたねっ!

取材当初、資料館にてリサーチをする取材チーム。莫大な資料のなか当時の情報を探って行きます。
ほぼ毎日といっていいほど木彫り熊について町中を取材しヒアリングリサーチを重ねていきます。
【喫茶 休養林】相吉さん自ら作品を彫っていた事からも当時彫っていた方の様子や関わりのある方など沢山の情報を頂く事ができました。その時の様子です。
木彫りの熊に触れるときには"牙"と"爪"に気をつけて!と教えてくれた相吉さん。
アイヌ民族文化財団や民芸店等を訪れ、当時の白老の様子を取材させて頂きました。
現役の彫り師の方にもお会いし話しを伺う事ができました。
職人の道具。
手に馴染むようにそれぞれ形がちがっています。
そしてどれもピカピカに磨かれている。
これらを使って一大産業を築き上げたのだと思うと、大変貴重な物を拝見してるのだなという事を実感します。
展覧会の準備も着実に行われ、
台座やテーブルなどもひとつずつ制作していきます。
展示作業も無事完了♪
開催期間中は連日たくさんの方々が会場にお越し下さいました。
最終日には取材チームによるギャラリートークが開催されるとあって、展覧会には普段よりはるかに多くのお客様がいらしてました。
この展覧会を監修頂いた、山里先生のトークも必見とあり、会場内は超満員。
無事、展覧会も大盛況に終える事ができました。
最後は撤収作業
この梱包材と束ねるラップのおかげでお借りした作品を無事安全に返却する事ができました!
めちゃくちゃ優秀な道具
撤収作業の様子です。
展示までは莫大な時間がかかったけれど、
撤収迄にかかった時間はほんの1時間程度。
あっという間に片付いてしまって少し寂しくもかんじました。
【白老の木彫り熊とその考察展】は大変素晴らしい展覧会となり無事に終了する事ができました。

来て頂いた全ての皆様と関係者の方々に感謝とお礼を申し上げますm(__)m!

ありがとうございました!

ウイマㇺ文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクトは文化芸術を通じた交易・交流の様々な場を人、地域、社会へ創出し、時に地域社会の課題解決への貢献に一躍を担う活動を目指している。上述のウイマㇺの意味解説の中では、初期の対等性と共生の形態を尊重し、多様なアートプロジェクトの展開や地域内外との交易・交流を通じ、期待を込めて現代の「ウイマㇺ」の実践を試みる。