アーティスト・イン・レジデンス in 白老

国内外から招へいしたアーティストが白老に滞在し、今の白老を生きる人々との交流や有形無形の文化資源との出会いを通じて、その歴史、文化、風土について学び、制作を行うプログラム「アーティスト・イン・レジデンス in 白老」。

2019年度の招へい作家は、祖国マレーシアの複雑にまじりあう歴史、地域、エスニシティー、そしてそこに住む一人ひとりの物語を主題とするヨンチア・チャンさんと、アジアを中心に世界各国で影絵と音楽のパフォーマンスを発表する川村亘平斎さん。

ヨンチアさんは8/18(日)から、川村さんは8/29(木)から白老に滞在します。

滞在制作の成果発表として、川村さんはTOBIU CAMPでのパフォーマンスとhaku hostel + cafe barでの展覧会を、ヨンチアさんも白老町内にて展覧会を開催します。詳細は後日、改めてお知らせいたしますので、お楽しみに!


【招へい作家 プロフィール】

ヨンチア・チャン Chang Yoong Chia

ヨンチア・チャン(1975年クアラルンプール生まれ)は、1996年にMalaysia Institute of Artで学士課程を終了後、マレーシア国内外の数々の展覧会に参加。日本では2005年の「第三回 福岡アジアトリエンナーレ」、2013年の横浜美術館、熊本美術館での企画展参加のほか、2008年と2018年にJENESYS programmeを通じてS-AIRでの滞在制作を経験。現在までにリヨン現代美術館、イスラエル博物館での作品展示、および2018年にはマレーシア国立美術館でチャンにとって初となる回顧展が行われた。

チャンは画家としての感覚をたずさえながら、さまざまな素材を実験的に用い、主題である祖国マレーシア―複雑にまじりあう歴史、地域、エスニシティー、そしてそこに住む一人ひとりの物語―を作品に変えていく。キャンバスへの描画をはじめ、動物や植物の残骸や化石に色をつけ、ありふれた家具、切手のコラージュ、刺繍にまで、政治、宗教、文化や自然などの幅広いテーマを展開する。動作の繰り返しや複雑な手法には、彼の工芸への深い関わり―作業の積み重ねをつうじて作品に意味の層を加えていくこと―が反映されている。素材は彼にとって命である。ひとつひとつの媒体に本質と象徴性があると信じる故に、拾ってきたものや、ありふれたものを、錬金術さながらに変貌を遂げさせ、そこに新しい解釈が生まれるのだ。

http://www.changyoongchia.net/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

川村亘平斎

1980年、東京生まれ。インドネシア共和国・バリ島に2年間滞在し、影絵人形芝居【ワヤン・クリット】と伝統打楽器【ガムラン】を学ぶ。アジアを中心に世界各国で影絵と音楽のパフォーマンスを発表。日本各地でフィールドワークやワークショップを通じて、土地に残る物語を影絵作品として再生させる活動も高く評価されている。 ガムランを使った音楽ユニット【滞空時間】主宰ほか、絵本や漫画の制作、CMへの楽曲提供など幅広く活動している。平成 28 年度第 27 回五島記念文化賞美 術新人賞受賞(’16)。 音楽ユニット【滞空時間】では、東南アジアツアーや細野晴臣氏のイベント出演、漫画【宇宙兄弟】とのコラボ PV などに参加。作曲家として、YAMAHA ,subway,softbank他CMに楽曲提供。影絵シリーズ企画【川村亘平斎と影絵と音楽】(’09〜)【恵比寿映像祭】(’14/東京都立写真美術館)、【サントリー美術館影絵 WS】(’14/六本木アートナイト)、バンド【cero】 のアートワークに影絵作品提供(’15)。絵本【A river flow〜 川村亘平斎インドネシア滞在ドキュメンタリー】(18/インドネシア)【おそなえきのみ】(18/タイ チェンマイ)ほかを制作。日本各地に赴きワーク ショップや取材を通じて、南相馬影絵【ヘビワヘビワ】(’15/福島県福島市)、【巷説昌福寺縁起】(’16/山梨県巨摩郡)【オンガトンガ】(`18/秋田県男鹿市)【イルシラ ナイ アイダニ】(`18山形ビエンナーレ)【NAWAGAIKE】(`19/富山県南砺市)ほかを制作。

https://www.kawamurakoheysai.com


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

文化庁委託事業「2019年度戦略的芸術文化創造推進事業」 

主催:文化庁/ウイマㇺ文化芸術実行委員会

企画制作:ウイマㇺ文化芸術実行委員会

後援:白老町/北海道教育庁胆振教育局/公益財団法人アイヌ民族文化財団/

NPO法人北海道遺産協議会/白老民族芸能保存会/白老町商工会/白老町教育委員会/

一般社団法人白老観光協会/一般社団法人白老青年会議所/虎杖浜竹浦観光連合会/

協同組合白老商業振興会/北海道新聞苫小牧支社/読売新聞社苫小牧支局/

室蘭民報社/苫小牧民報社

★飛生芸術祭 連動企画★

ウイマㇺ文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクトは文化芸術を通じた交易・交流の様々な場を人、地域、社会へ創出し、時に地域社会の課題解決への貢献に一躍を担う活動を目指している。上述のウイマㇺの意味解説の中では、初期の対等性と共生の形態を尊重し、多様なアートプロジェクトの展開や地域内外との交易・交流を通じ、期待を込めて現代の「ウイマㇺ」の実践を試みる。