【レポート】展覧会&アーティスト・トーク終了
9月21〜23日に開催された、アーティスト・イン・レジデンスプログラム in 白老滞在制作成果発表「曽我英子&森永泰弘 展覧会」。
会場となったのは、旧田辺本店です。
閉店時の売り場がそのまま残る店内を利用して、音の作品を展示していた森永泰弘さん。
通路を歩くと、森永さんが滞在中に録音した川の水音や、白老民族芸能保存会による伝承歌「サロルンチカプリムセ(水鳥の舞)」などが聴こえてきて、とても不思議な感じです。
これは一体どこから聴こえてきてるんだろう???と、文房具の間をキョロキョロと探すお客様も多数。
森永さんの作品は外にも展示されていました。
(この時はムックリの音が響き渡っておりました。)
こちら↓は、曽我英子さんが制作した映像作品の《根曲がり竹》。
そのほかに、白老に唯一ある竹材店の竹浦物産から提供いただいた根曲がり竹や、1970年代の8ミリフィルムをデジタル化した映像も。
日曜日はアーティスト・トークも開催。
各作品の制作過程、滞在中のエピソード、今回の滞在からどんなことを得たのかなどを紹介してくれました。
会場からも「白老はどんなところ?と聞かれたら、どう答えますか?」「制作時にどんなことを考えていましたか?」などの質問が。
この後は、旧柏村旅館で開催されていた「シㇽキオ プロジェクト」と飛生芸術祭の商店街企画の一環である「シラオイ・マッシュルーム・パビリオン」へみんなで移動。
※シㇽキオ プロジェクトを企画した「白老市街地プロジェクト」についてはこちらのサイトをご覧ください。
二つの展示会場をゆるりと行き来しながら、商店街をのんびりと楽しめる機会となりました。
そして陽が落ちてくると、旧田辺本店は外からも映像を鑑賞できるように。
展示終了直前までお客さんが絶えず、たくさんの交流が生まれた3日間となりました。お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。
また、作家の滞在中、地元白老の方々には本当にいろんな場面でお世話になり、たくさんのご協力をいただきました。
今回の滞在作家の森永さんは、今後もリサーチと録音のために白老を継続して訪問予定で、曽我さんも来年再び訪問を計画しているとのこと。
両作家と白老のご縁は、これからもずっと続いていきそうです。今後もどうぞよろしくお願いいたします!
柏村旅館の写真以外、撮影:川尻亮一
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