【レポート】『歩く白老』植生学「アチャポ トゥラノ パヨカアン ロ」第1回が開催!

7月29日に「アチャポ トゥラノ パヨカアン ロ」の第1回が開催されました。

7月15日の「白老アースダイブ」に引き続き、やっぱりこの日も白老は雨。カッパと長靴は「歩く白老」の必須アイテムです。

「アイヌ語も覚えていってほしい」と、アイヌ語が書かれた札を講師の作田さんが用意してくださったので、1人1本ずつ持って森の中へ。

この札をどう使うかというと...

左から「タン チクニ レへ アイヌイタク* アニ マク* アイェ(この木はアイヌ語で何て呼ぶ)?」

※印のところは小文字です。

ポロトの森に自生する植物のアイヌ語名を配布資料から探し、単語の意味を教えてもらうと、植物の特性が名前に表されていることに気づきます。

さらに、「これはこうやって食べると美味しいんだよ」「この植物はこの部分を食べるよ」という豆知識は、集まった人たちも興味津々。(食を大切にしている人たちが多く集まった印象を受けました。)

アテンドサポートの坂本さんも、随所で植物のことを詳しく解説してくださいます。

ちなみに、フキで作った柄杓で水を飲むと、とても美味しいそうです。

お待ちかねのお昼休憩では、オハウキナ(和名:ニリンソウ)を使ったお味噌汁と、

アテンドサポートのマユンキキさんが作ってきてくれた、トウモロコシとカボチャの煮物にシケレ*ぺニ(キハダ)の実をあえたおかずをいただきました。

※印のところは小文字です。

午後の散策では小川も渡り、ちょっとした冒険気分を味わったり。

あっという間の3時間で、大好評のもと終了。

2回目の8月26日は、若干名ですがまだ募集しておりますので、興味を持たれた方はお早めにお申込みくださいませ。(申込締切は8/21)

※申込方法など、詳細はこちらをご覧ください。

最後の写真以外、撮影:川尻亮一

ウイマㇺ文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクトは文化芸術を通じた交易・交流の様々な場を人、地域、社会へ創出し、時に地域社会の課題解決への貢献に一躍を担う活動を目指している。上述のウイマㇺの意味解説の中では、初期の対等性と共生の形態を尊重し、多様なアートプロジェクトの展開や地域内外との交易・交流を通じ、期待を込めて現代の「ウイマㇺ」の実践を試みる。