シラオイ・フィールドミュージアム[歩く白老] 開催!


白老を歩いて、土地から学ぶフィールドミュージアム「歩く白老」。歴史や地勢、動植物の生態系など風土を読み解くことで、かつてのシラオイを想像し、この地に息づく文化を学ぶ、2つの体感型プログラムを開催します。

散策プログラム①【地域学】「白老アースダイブ:アイヌ語地名から探る土地の記憶」

現在、白老町内の地名の多くはアイヌ語に基づいています。さらに古い記録を紐解くと、より濃やかなアイヌ語地名が豊かに用いられていたことがわかります。そんな古い地図を手に、実際に土地を歩き地形や植生等を実感することで、アイヌ語地名が息づいていた時代へのバーチャルなダイビングを試みます。いわば、地名を用いてきた人々の息吹きやその暮らしの一端に触れることを目指すフィールド・ワークです。

▷開催日程:

 第1回 7月15日(日) 10時30分 虎杖浜生活館駐車場(白老町虎杖浜65-1)集合 ※小雨天決行 ※申込締切 7月10日(火) ★定員に達したため、申込を締め切りました。

 第2回 8月19日(日) 10時30分 飛生アートコミュニティー(白老町字竹浦520)集合 ※小雨天決行 ※申込締切 8月14日(火) ★定員に達したため、申込を締め切りました。

▷フィールド散策地:第1回 アヨロ・虎杖浜周辺 第2回:飛生・竹浦周辺

▷講師プロフィール:

谷本 晃久

北海道大学文学研究科教授。1970年、札幌生まれ。専攻は日本近世史。著書に『蝦夷島と北方世界』(共著)など。フィールドを北海道・サハリン・千島列島地域に定め、和文の古文書を素材に仕事を進めています。マユンキキさんとは、札幌・円山公園の江戸時代を歩く巡見ツアーに引き続いてのコラボ、今から楽しみです。

▷参加料:各回1,000円 ※当日現地にてお支払いいただきます

▷定員:15名程度

▷所要時間:3時間程度

▷参加対象:高校生以上(未成年は保護者同伴)

▷持ち物: 昼食、飲料、敷物、長靴、雨具(カッパ)、タオル類、防虫対策

※傘はご遠慮ください。※その他各自必要に応じて持込みください。

▷アテンドサポート:マユンキキ(アイヌ文化アドバイザー/MAREWREWメンバー)


散策プログラム②【植生学】「アチャポ トゥラノ パヨカアン ロ(アチャポといっしょに野山を散策しよう)」

アイヌ文化において、草木は食物であると同時に家や道具の材料、毒や薬にもなり得るため、植物の知識は生きるために欠かせませんでした。このフィールド・ワークでは、自生する植物のこと、虫たちのアイヌ語名などを楽しく学びながら、野山を歩きます。お昼にはオハウキナ、ソロマなどを具材にしたオハウ(汁物)をいただきます。

▷開催日程:

 第1回 7月29日(日) 10時30分 ポロトの森キャンプ場(ビジターセンター前)集合 ※小雨天決行 ※申込締切7月24日(火) ★申し込みは締め切りました。

 第2回 8月26日(日) 10時30分 萩の里自然公園(センターハウス入口駐車場前)集合 ※小雨天決行 ※申込締切8月21日(火)  

▷フィールド散策地:第1回 ポロトの森・湖周辺 第2回 萩の里公園周辺

▷講師プロフィール:

作田 悟

苫小牧市在住。アイヌ文化アドバイザー。アイヌ語や木彫講座の講師、アイヌ文化の植生ガイド、カムイノミ等儀式の副祭司も務める。苫小牧アイヌ文化保存会の設立に尽力し、アイヌ文化の伝承や保存に多大な貢献をしている。当日はアチャポ(おじさん)と呼んでください。

▷参加料:各回1,000円 ※当日現地にてお支払いいただきます

▷定員:15名程度

▷所要時間:3時間程度

▷参加対象:小学生以上(小・中学生は保護者同伴) 

▷持ち物: おにぎり、飲料、敷物、長靴、雨具(カッパ)、タオル類、防虫対策

※傘はご遠慮ください。※その他各自必要に応じて持込みください。 

▷アテンドサポート: マユンキキ(アイヌ文化アドバイザー/MAREWREWメンバー)


【参加申込】

参加ご希望の方は、メールにて、お名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日をご記載の上、以下までお申込みください。

メール:info.uymam@gmail.com 電話:090-2816-4505(平日9時〜19時 担当:栗栖)

※定員になり次第、締め切りとさせていただきます。

※参加希望者が複数の場合でもお1人様ずつご記入ください。参加費は当日現地でのお支払いとなります。

※当日連絡がつく電話番号、メールアドレスを記載してください。万が一、当日荒天により中止する場合は、集合時間前にメールまたは電話にてお知らせします。

※当プログラムにおける怪我や事故、盗難等につきましては主催者側では一切の責任を負いません。予めご了承ください。

※昼食の持ち込みについては食中毒等に十分にご注意ください。

※天候により高温や冷え込みも予想されます。熱中症、防寒対策等のご準備をお勧めします。

※当日の記録を撮影し、当プロジェクト広報物や報告書等へ掲載いたします、予め了承ください。



文化庁委託事業「平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業」

主催:文化庁、ウイマム文化芸術実行委員会

企画・制作:ウイマム文化芸術実行委員会

後援: 北海道教育庁胆振教育局、白老町、白老町教育委員会、一般社団法人白老観光協会、NPO法人北海道遺産協議会、白老町商工会、協同組合白老商業振興会、虎杖浜竹浦観光連合会、一般社団法人白老青年会議所、室蘭民報社、苫小牧民報社、北海道新聞苫小牧支社、読売新聞社苫小牧支局

協力: 飛生アートコミュニティー、NPO法人S-AIR、ポロトの森キャンプ場、萩の里自然公園管理運営協議会、アヨロラボラトリー、yorma、木木木人

ウイマㇺ文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクトは文化芸術を通じた交易・交流の様々な場を人、地域、社会へ創出し、時に地域社会の課題解決への貢献に一躍を担う活動を目指している。上述のウイマㇺの意味解説の中では、初期の対等性と共生の形態を尊重し、多様なアートプロジェクトの展開や地域内外との交易・交流を通じ、期待を込めて現代の「ウイマㇺ」の実践を試みる。