最終日!白老、北海道の木彫り熊を巡る考察展 ギャラリートーク【レポート】

2020年、仙台藩白老元陣屋資料館企画展 ウイマㇺ文化芸術プロジェクト2020
「白老、北海道の木彫り熊を巡る考察展」の展示会を8月22日~9月22日の1か月間開催して参りました。


最終日には、展示監修である【中村一典(TO OV CAFE)】氏によるギャラリートークが行われました。その時の様子です。



八雲や旭川等から集まったおよそ200点に及ぶ展示品の数々。
どういう経緯でこの展示へと運んだのか、中村さんより北海道の木彫り熊の歴史と共に再度、木彫り熊の魅力や特徴思いなどお話しいただきました。

資料内の各テーマごとに質問なども受け、来場されてる方との意見交換の場ともなり、
大変貴重な時間となりました。

それぞれの土地の木彫り熊の特徴や、作家の歴史などについて、解説。

皆さん真剣に資料を見ながら中村さんと共に作品を見つめています。ただ作品を彫るのではなく、一つの作品に何人もの方が参加していたなど、知らないこともいっぱい。作り手の思い等も知ると作品の見方も変わってきますよね。会場にいた皆さんも解説を聞き所々うなづいてる様子が伺えました。

ヒアリングリサーチ時の映像を見ながら、当時取材したときの思いを語る木野さん。
まだご活躍されている職人のお話を皆さんに届けていただきました。
このヒアリングリサーチを通して当時のリアルな声や町の様子、職人の暮らしなどを感じとることができました。

この会期中のご来場者数はなんと!
累計1974人と、前年度よりも多くの方々にご来場いただきました。
この展示会を通して皆様がどれだけ白老という町と歴史に興味があり、関心を持たれているのだという事を実感させられました。また、今後もこの木彫り熊について、興味関心を持って次のまたその次の代にまで繋いでいって頂きたいと心より願っております。

お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました!!!


ウイマㇺ文化芸術プロジェクト

ウイマㇺ文化芸術プロジェクトは文化芸術を通じた交易・交流の様々な場を人、地域、社会へ創出し、時に地域社会の課題解決への貢献に一躍を担う活動を目指している。上述のウイマㇺの意味解説の中では、初期の対等性と共生の形態を尊重し、多様なアートプロジェクトの展開や地域内外との交易・交流を通じ、期待を込めて現代の「ウイマㇺ」の実践を試みる。